名古屋へ

昨日、今日とまじめに仕事。あれこれ片付ける。今日は、文藝春秋の特別版で本のコラム5本を頼まれていて、その締めきり。なんとかかたちにする。担当の編集者からおほめのメールをもらい、心の負担が軽くなる。夕方、あちこちから電話、メールが殺到。処理に追われる。
9月11日(日曜日)、JR名古屋高島屋10階で7日から開催される古本市に合わせて、ぼくと近代ナリちゃんでトークショーをやります。名古屋に急に縁ができてきたな。3時から10階催会場で。サイン会もあるようです。
ついでに告知。10月から以下のところで、いずれも古本講座を開きます。
1 学習院大学 10月1・15・22日
2 明治大学 10月29日・11月5日・12日・19日・26日
3 朝日カルチャー 10月21日・11月11日
4 名古屋中日新聞栄文化センター 10月16日・11月20日・12月18日・1月15日・2月19      日・3月19日
1と2は、社会人向け生涯学習センターの文化講座のようなものです。もし、御参加いただけるなら、それぞれのところにお問い合わせください。大雑把な説明で恐縮です。
あ、忘れていました。創元社より、橋爪節也編『モダン道頓堀探検』が送られてきました。これは、ぜったい買おうと思ってた本なので、めっちゃうれしかった。全部で120項目が見開き頁で。これ、図版をそろえるだけで大変だったろうと思う。ぼくが一番関心のある大大阪のどまんなか、直球の本であります。
昼食後、写真を出しにいくついでに立川「ブ」へ。鎌田慧サンクトペテルブルグ 混沌と幻想の街』NHK出版、は「世界・わが心の旅」の副産物。もちろん、この回も見ました。驚いたのは、文学全集の端本コーナーにごろりと、尾崎一雄『ペンの散歩』中央公論社が105円で出ていたことだ。持ってるけど、買うよ、これは。「神保町の休憩所」という、三茶書房のことを書いた文章が入っております。布表紙の函入り。活字の組み方もこのころの中央公論の文芸書はいいんだよなあ。それからビデオコーナーで、メルヴィル監督「仁義」を買った。500円。カメラはアンリ・ドカエ(ほんとはドカって発音するらしい)、音楽はミシェル・ルグランだ。主演はアラン・ドロンイヴ・モンタン。女性がほとんど出てこないの。ぼく、じつはアラン・ドロンが好きでね。「冒険者たち」で完全に参ってしまった。いまでも主題曲は口笛でよく吹くよ。