いちばん高いのがじゅんとネネ

雨、午前中は仕事。午後、神保町「新宿展」へ。今江祥智『きょうも猫日和』マガジンハウスは、著者の猫に関する文章を集めた本。300円。装幀となかのイラストは宇野亜喜良。『ガリバーの虫めがね』は尾辻克彦研究読本、210円。佐藤春夫『光の帯』講談社は、佐藤の書いたミステリ集。黒い箱に入って、本体も黒。そこに銀の筋が何本も入っている。装幀は真鍋博。これが400円は安いよ。今日、いちばん高い買物が600円の「なかよし」付録『なかよしブック みずいろの世界 じゅんとネネ』。「愛するってこわいの」の歌手、じゅんとネネのデビューまでをマンガにしたもの。ぼくのじゅんとネネ研究がこれで一挙すすむ。先日見た、堺正章と井上順司会の歌番組にもひさしぶりに出ていた。あのレズっぽい、危険な匂いが年齢を経て、わやくちゃになっている。ほんと、放送コードぎりぎり。あわてて、これは見たらあかん、と娘に叫ぶ。なにか、子どもに見せてはいけないという画像であった。しかし、いちばん高い買物がじゅんとネネとは。それが佐藤春夫より高いとは。それからサンデー毎日へ。同じフロアの女性編集者の方に「岡崎さん、テレビ、見ましたよ」と言われる。先日の生活ほっとモーニングのこと。ぼくはまだ見ていない。担当者から録画されたビデオは送られてきたのだが。
三省堂週刊ダイヤモンド用の文庫3冊そろえる。『谷川俊太郎詩選集1』集英社、『石原吉郎詩文集』講談社文芸文庫、『立原道造津村信夫』新学社。谷川俊太郎のアンソロジー詩集は各種文庫に入っているが、今回の集英社版は巻末に15ページ、カラー口絵で、「収録詩集装幀選」が入っている。これ、いい。
ちょっと本屋でみてごらんなさい。ほしくなるから。
東京新聞から書評用、黒岩涙香翻訳『噫無情(上下)』はる書房、が送られてきた。