ネコが膝に、痛いっ、噛んだらあかん!

さて、6月も半分過ぎました。ええっ、そしたら、今年ももう半分近く過ぎたってことか。そうです、そのとおりです。ああ、と溜め息をつく。48歳にもなって、いまだこんな情けない気持ちで生きていくとは、思ってもみなかった。言うてもしゃあないこと、言うのやめなはれ。はい、やめます。
さて、今日は何をしたんでしたっけ。そうそう、神保町へ出掛けた。中央公論の取材で、中国書専門の東方書店へ。あれほど神保町へ足を運びながら、同店へ行くのは初めて。あたりまえだが、漢字がずらり背に並んでおります。
コミガレで3冊500円は、今日もたくさんのお客さんが群がっていた。新潮の純文学書下ろしシリーズなんかもたくさんあった。吉田拓郎『気ままな絵日記』立風書房野坂昭如『戯れ唄道中』JTB、『マイ・ドッグ・アルバム』学研でまず一組。お金を払って、外へ出ようとしたら、児童書のところにあきらかに和田誠表紙の本が。今江祥智『わらいねこ』理論社のカバーとなかの挿絵が和田誠。これ、欲しいなあ。あわてて、また中へ戻り、残りの2冊をうんうんうなりながら選ぶ。三一書房「俳句の現在」シリーズの鷹野狩行がある。このシリーズ、気にいってるんだ。よし、まず一冊。あとは、このあと、上々堂へ行くつもりで、明日が桜桃忌で太宰ものが売れるはず、ってことで、野原一夫『回想 太宰治』新潮社を買う。これで3冊。
荻窪「ささま」は、今週寄らなかったからね、寄ります。打海文三の最高傑作といわれる『ハルビン・カフェ』がある。和田誠『銀座界隈ドキドキの日々』の単行本は絶版だからね。倉本聰6羽のかもめ』は、妙録ながら、ドラマのスチールに対談が入ってるシリーズ。以上3冊。むろん105円です。風呂で『ハルビン・カフェ』を読みはじめる。傑作の予感。明日、幼稚園時代の仲良し4家族で、公園でバーベキューをする。なかの一人が、中国へ単身赴任するため、お別れ会。例の、拓郎ファンの男だ。明日、彼に手渡すため、60分テープに弾き語りで歌を録音する。高校生みたい。
いままた、ネコが下に降りてきて、マックの前でこれを書いてるぼくの膝に飛び移って、しきりにキーと叩く腕をなめております。だから、今日はこれでおしまい。