梅雨ですねえ

えー、これはほんとに私的な心覚えです。昨夜遅くまで原稿を書き、寝酒をやりながら、テレビをつけると、フジで3時ごろからドキュメンタリーをやっていた。東京ニューシネマパラダイスと題し、下北沢のミニシアターで映写技師をする女の子、自分で無声短篇映画を作り、弁士をしながら公開巡業している男の子など。高崎映画祭をボランティアで主宰している団塊の世代の男性も出てきたな。このところ、家族が寝静まると、ひとり地下で仕事をしているぼくのところへ、マシロ(ネコ)がやってくる。みゃあみゃあ、かわいいの。「マシロもやっぱりそう思うやろ?」と、ネコにいろいろ話しかけて、寝たのは4時すぎ。
今朝は午前中に、インビテーション原稿、坪内祐三『古本的』書評を書く。雨のなか、午後から竹橋へ。サンデー毎日の仕事を終え、夜は、毎日のNさんと、デザイナーのNさんと、今年の神保町ガイドの打ち合わせ。須田町の細い路地を入り、普通の古い民家を改装した蕎麦屋で飲みながら話す。若い20代の男性が独りでやっているのだ。店の内装、改装もできるところは自分でやったらしい。「コクテイル」みたいだな。
編集のNさんが蕎麦にくわしく(「アミューズ」蕎麦特集を担当)、汁と蕎麦の相性など、細かい批評をしていた。そのうち、水の話になり、東京都水道局にいたすごい人のエピソードが。水を飲んだだけで、その水の出自や履歴がわかるというのだ。ディテールは忘れたが、信じ難い、馬鹿馬鹿しいような凄さ。
したがって、本日は古本はなしっつって。