ちょっと寝ます

昨晩、タイムリミットで、大物原稿をしにものぐるいで書き上げる。といっても社説をまとめるもので、もとはある。しかし、頭がなかなか、時事に入っていかない。終ったのは深夜2時近く。とりあえずベッドへ。朝、6時に起き、迎えの車でTBS。アン・タイラー『結婚のアマチュア』を紹介。ふつうならこのあと朝食会に行くのだが、この日は、同じTBSの人と会う約束があるので残る。若い女性。古本について、一時間ほどレクチャーする。朝飯くいそこねたまま、家へ戻る。
あれこれ、ゲラの返しやら、なんやらでバタバタする。小山田二郎夫人の小山田チカエさんが、小山田二郎展のチケットを送ってくださる。「ARE」の洲之内徹特集でインタビューして以来、忘れないで、こうして気をかけてくださっている。しかし、住所がわからずお礼の返事が書けない。
午後、中央公論の原稿を書き上げ、たまった本を持って上々堂へ補充。先月分の売り上げをもらう。3万ほど売って、2万1000なにがしかをもらう。単行本より、文庫がよく売れているふう。文庫を補充すべし。帰りに小金井「いとう」へ寄る。澁澤龍彦編アンソロジー『変身のロマン』立風書房は、初版、箱入りの帯つきで400円なら安いのではないか。ほかは文庫をあれこれ。なぜか講談社文庫に集中。興津要『江戸小咄』『続 江戸小咄』など六冊。吉野秀雄『やわらかな心』が珍しいような気がする。このところ、旧講談社文庫に目がいく。背が色分けされる前の白い背。純文学や評論、随筆でいいもの出してます。講談社文芸文庫ができる前、この白背が文芸文庫だった。
『古本道場』が、また増刷、なるかもしれない。すごい勢いだ。昨日からの累積した疲れが夕食後に押し寄せてくる。ちょっと寝ます。