アド街」でまたまた高円寺を取り上げる。高円寺キングの森本レオ始め、在住者が登場。知らない店がいっぱい。もちろん「コクテイル」が出てきて、カウンターに魚雷くんが。森本レオに次ぎ、高円寺がよく似合う文化人となった。たしかに楽しい町で、ぼくはこの町に憧れて上京し、一年半ほど住むのだが、今は住みたいとは思わない。ときどき、お客さんとして行けば、それでじゅうぶん楽しい。エネルギーが、阿波踊りを含め、やや過剰で、番組を見ているだけで疲れてしまう。森本レオが「ジロキチ」の上(5階)に住んでいた。かつて通ったガード下の喫茶店「ロバ」の話をしていた。むかしは、ここで、みんな自分の言葉を探して話していた、と言う。お酒より、コーヒーだった。
川本三郎さんの書き下ろし『あの映画に、この鉄道』を、付箋を挟みながら楽しく読み、ああ、この駅舎はチェックしたい、と、またぞろふわふわと腰が浮いてくる。キヨスクの前身、鉄道弘済会売店が、事故死した鉄道員寡婦のため営業が始まった、と初めて知る。備中高梁駅(寅さん、庭にはりんどうが)へは、一度行きたいと思っていたが、2017年に新駅舎に建て替わり、市立図書館(ツタヤ系が運営)が併設されているという。