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暑い、という以外、何も書く事がない。なるべく家の中にいることにしよう。おかげで、本がよく読める。新潮日本美術文庫というカラー図版のシリーズが、ハンディで、カバンの中に入れて持ち運び、喫茶店で開いてみたりするのにちょうどいい。よく出来ているなあ。最近、よく携帯するのが「松本竣介」で、これが45巻目。「雪舟」が１。何冊か持っているはずだが、果してどれとどれだったか。海外篇もありますね。「萬鉄五郎」「中村彝」「村山槐多」なども入っている。第二期、というのを作ってもらいたい。まあ、「とんぼの本」があるわけだが。こういうハンディなシリーズを作るのは、日本の出版界は、どうも上手いようだ。新書だとちょっとせせこましい。蔵書の整理がもう少し進んだら、こういうのだけ、一ヵ所に集めたい。