大人の休日パス2日目は新潟。白新線新発田へ。一時間ほど町をぶらつく。お城までは行かず。ただ疲弊したシャッター商店街がどこまでも続く。なんという光景であろうか。裏筋に飲屋街あり。昼飯も駅前の昔からあるような食堂で食べたが、客は私一人であった。具沢山のしょうゆ辛い親子丼を食べる。味噌汁にも具がたくさん。市役所や、観光案内所の入ったビルなど、公共施設だけが、驚くほどモダンで立派な造り。洲之内徹が好きだった新発田の画家、佐藤哲三の実家「十万堂」を探したがわからなかった。
新潟ではレンタサイクルで海へ。しばらく海沿いに走る。帰りは坂を下って、適当に駅方面へ走らせると「北書店」を発見。やあやあと入って行って、店主の佐藤くんと言葉を交わす。ナンダロウくんが「一箱古本市」を記事にした新聞をもらう。教わった古本屋へも行ってみたが、休みだった。新潟滞在は2時間。「72時間」で紹介された地下モール街へも寄る。相棒のレコードコレクターIくんが激賞した中古レコード「キングコング」へも行ってみた。シングルレコードが大量にあり、たいてい100円。しかし、探す気力がない。フォークがあれば欲しかったが、二箱探すにとどめる。
明るいうちに帰ることを旨としているので、4時には帰途へ着く。新潟ではレンタサイクル代以外は金を使わず。申しわけない旅行者であった。