ムサビ「世界堂」で買ったクロッキー帳をトートバッグへ入れて、自転車で絵を描きに行く。小平神明宮から野火止用水へ。当り前だが、なかなかうまくいかない。省筆と描き込みのバランスが、まだうまくつかめない。しかし、これは訓練である。ものを集中して見る。手先へ伝える。しかし、絵を描くのは楽しいのだ。
これがものになるとは思っていないが、じつは、知り合いの某ギャラリー(国立「ビブリオ」ではござらぬよ)から、個展の御誘いがあって、ちょっと張り切っているのだ。2013年に両国「緑壱」でやらせてもらった挿絵展の感じになるだろうか。まだ本決まりではなく、これからオーナーと相談し、いろいろ決める。うれしい話で、生きる気力が沸いてくる。散逸した、挿絵や、告知ハガキの原画など、本の整理に合わせて、集めなくてはいけない。新作も描きたい。
6月30日はQBB久住兄弟と、魚雷くんとぼくとで、『古本屋台』トークショー。主催はコクテイル書房であります。
「大人の休日」は、水郡線と山形から出ている左沢線を狙っている(川本三郎さんの影響)。ローカル線の旅、である。何もしなくていい。ただ、知らない町をぶらりと歩くだけ。一日ぐらい、美術館狙いで、どこかへ行きたいとも考える。図書館で土肥裕司『ちいさな美術館めぐり』、大竹昭子『あの画家に会いたい 個人美術館』(これは、持ってるなあ)、池内紀『とっておき美術館』を借りてきて検討中。もちろん、ちゃんと仕事もしますよ。
寝床でロバートBパーカー『拡がる環』をラインを引きながら再読。いい気分になる。サンドウィッチが食べたくなる。