昨日は、午後から「東京人」の仕事で、三鷹「太宰」散歩。少し薄曇りで涼しくてよかった。「フォスフォレッセンス」(後日取材するのは、われらが金丸姐さん)で撮影。10年ぶりだろうか、高校、大学と後輩になる駄場さんと喋る。10年ぶりぐらいになるか。いつもながらの「太宰」愛だ。
古通」用に、「吉展ちゃん事件」巡りの三ノ輪、入谷の絵地図を描く。原稿は5月になってから。
カラサキ・アユミさんという女性から、『古本乙女の日々是口実』をいただく。紹介が遅れたが、古本病にかかった乙女の日々を四コマ漫画とエッセイで綴る。けっこう病はヘビィ級で、女性でここまで自虐的に、どうしようもない泥沼にハマっていく姿を告白するのは珍しい。
宝田明『銀幕の愛をこめて』(筑摩書房)の構成が、「名画座かんぺ」で知られる「のむみち」。池袋「往来座」の店員でもある。宝田明へのインタビューを軸に、調べあげた資料を流し込んで、東宝大スターの映画人生を追っている。おそらく、宝田明についての初の本となるはず。大いに注目されたし。そういえば、盛林堂でもらった招待券を使って、「ラピュタ」で宝田主演の「100発100中!」を観ている。007シリーズのパロディともいうべき、お洒落な活劇で、低予算を逆手に取り、チープさがマンガっぽい効果を挙げている。宝田と相手役の浜美枝が溌剌としている。ぼくは、宝田明にも浜美枝にも会っております。