某誌より、太宰と東京、という原稿依頼があり、いろいろ調べていたら、五反田「清泉女子大」が元島津の邸宅跡地で、そこに太宰と初代が住んでいた時期があると知り、それならちょうど「散歩展」もあるしと、昨日午後、足が遠のいて、下手すると一年ぶりぐらいに南部の古書展へ。持ってるが、いますぐ必要な河出の文芸読本『太宰治』や、昭和11年文藝春秋、昭和初年の一般人の世界一周探訪記などを買う。何人もの古書店主たちと言葉を交わす。やっぱり楽しい。「一路」さんには、「じゅん散歩」取材の裏話を。会場に脳天くんがいて、事情を説明し、太宰さんぽとして、清泉女子大周辺を一緒に歩いてもらう。相当宏大な敷地で、しかも山の上とあって、敷地内の建物はなかなか見えない。正門は南部会館の反対側であった。初探査を終え、脳天くんとお茶しながら情報交換。そのあと巣鴨へ。「現代女性文化研究所」で荒川洋治さん講演があり、聞きに行く。いつもながら、火の噴き出るような文学談議で、大いに刺激を受ける。また、文学全集の端本が欲しくなった。
今日はいちにち、仕事をします。