昨日は外出。「ギンレイ」で1本、筑摩書房、サン毎と移動するつもりだったが、家を出るのが少し遅れ、「ギンレイ」を断念。せっかくだから、この日が初日、「ビブリオ」で開催される「あずみ虫原画展」を見る。加藤千晶さんの新譜「嘘つきと音楽の始まりに」のジャケットデザインがあずみ虫さん。御当人在廊であいさつ。なんとネギさんの俳句仲間だという。あずみ虫さん、アルミ板を切り取って着色して絵を描き、それを組み合わせるという珍しい手法。安西水丸さんのアシスタントをやっていたという。平面だけど立体でもあり、金属の質感(切り口を含め)がメタリックなんだけど、柔らかい。おもしろい。マグネットオブジェを記念に買わせてもらう。
西荻「盛林堂」「音羽館」経由、浅草橋。歩いて蔵前「筑摩書房」へ。東京堂書店神保町店(いつもありがごうございます)から、追加で30冊『古本で見る昭和の生活』ちくま文庫にサイン、イラスト(猫の絵)、落款を入れる。15分で済んで、担当と営業両氏と四方山話。担当Aさんは、のむみちの『宝田明本』の担当者でもあり、「もうゲラが上がってきます」というから3月には出るか。よくがんばったなあ。
7年ぶりに増刷なった『女子の古本屋』見本をもらう。これで累計8000部。増刷がいかにありがたいことか身に沁みる。増刷分には帯がない。自分で作ろうかと思う。
地下鉄乗り継ぎ九段下。このごろ、早起きして朝食、昼食が前倒しで早くなり、夕方になると腹が減る。パンか立ち食いソバを食うかと思うが、ぐっと我慢。本選びを済ませて帰還。BSで「路線バスのりつぎ旅」16弾再放送(ゲストはちはる)勝浦から会津若松までの前半を見る。一行は外房線「茂原」からバスで白子車庫前へ。ここで、「あ!」と思う。二、三年前ユース研究熱にハマり、「白子ユース」宿泊を体験した時のコースだ。ぼくは途中で降りたが、翌日、この白子のバス車庫からバスに乗っている。なんだかすでに懐かしい。これは面白い体験でした。地味に生きているから、面白いことがたまにないと、生きていけないのよ。