北九州を牧野さんと旅した「雲のうえ」原稿、レイアウト変更があり、さらに書き足し、ようやく送付。手間のかかった原稿だけに、雑誌の出来上がりが楽しみだ。2月中旬発行か。東奔西走、動きっぱなしの疲れた旅だったが、ハプニングもあり、楽しい3泊4日となった。
洲之内徹をまた読み返していて、あんなに何度も読んだのに、そうだったかと気づくところ多々あり。『気まぐれ美術館』収録「ある青春伝説」で、重松鶴之助について書いた個所に、松山で労働活動をしていた田中肇が、狛江で古本屋を開いている、という記述がある。どこだろう? 古い古本屋地図帖が見当たらず、2000年版のを見ると、狛江市に6軒の古本屋がある。現在も店舗ありで営業しているのは「林書店 喜多見店」だけではないか。「聖天舎」「岡本書店」「公苑書房」なんてのもあった。「西田書店」は現存するも、買い入れ専門で店舗なし。1977年の古本屋地図に「たなか書店」発見。ここだと思う。
「私には、天井に背をつけて、三十分くらいなら、そのまま宙に止っていられるという特殊技能がある」とは「続 深川東大工町」。