前田速夫『「新しい村」の百年』新潮新書をおもしろく読んでいる。開村から来年で百年になるという。つまり、まだ「新しい村」はあるのだ(日向・埼玉)http://atarashiki-mura.or.jp/rekishi/。著者はもと「新潮」の編集者で、新阿佐ヶ谷会で一度お目にかかっている。退社後、民俗学研究に没頭し、著作もあるのだ。ここではくわしく書かないが、そうかそうか、と新しく知ること多し。
水中書店コンノくんからもらった水中書店のフリペが楽しくていい出来。コマ漫画でコンノくんのキャラクターが三鷹の行きつけの店をガイドする。途中、Fくん(「ささま」のフジタくんだ)が合流して、「水中書店」の紹介で終る。三鷹がニューヨークみたいに見えてくる。ぜひ続けて出してほしい。いずれ絵本にたいに、一冊の本になるといい。
やること多く意気は上がらず、昨日は逃げるように「彩の国古本まつり」最終日へ。じっくり見ると2時間から3時間はかかるのを、1時間ぐらいでざっと見るのが、ぼくのやり方。そうすると、そんなに疲れない。「案内処」が思いっきり安く値付けをしていて、ついつい買い込みそうになるが、いま古本市目指して本を整理中なので自重する。「洋酒天国」が200円で出ていて、目を疑うような安さで、2冊買う。牧野伊三夫さんがイラスト・デザインしていた時代の「ウィスキー・ヴォイス」も出ていた。黄色い電車「西武」電車は好きな郊外電車で、秩父あたりまでそのまま乗って行きたくなる。
「可愛らしい郊外電車の沿線には」という谷川俊太郎さんの詩がありました(記憶で書いているので正確ではない)。西武線にのると、いつもこのフレーズが思い浮かぶ。