さきほど京都から帰還。一泊二日の関西行き。初日は天神さんの古本まつりを覗き、谷町線で「守口」へ。一周年になる「たられば書店」が、駅前でイベントをしている。そのなかで、山本善行堂と昨年に引き続き喋ってほしいという依頼を受けた。しかし行ってみると献血車の停まっている駅前広場で、ステージでは、ミュージシャンが歌い盛りあがっている。われわれの一つ前が、「ten6」という天神橋筋六丁目をベースにしたアイドルユニット。これが元気に歌い踊り、おっかけのおじさんたちが、やんややんやと盛り上げている。http://voicemaster.jp/ten6/「え? この後に出ていくの。無理やろ」と思いながら、山本とビールケースの仮設ステージで、一時間弱喋る。いつもの守口高校親衛隊も来てくれて、なんとかかっこうがつく。地元民の山本が小中の校歌を高らかに歌い、二人で守口高校の校歌をデュエット。目の前の守口駅京阪百貨店に響き渡る。ノーベル文学賞の話、蔵書の処分話もして、なんとか務めを終える。
有志で「風月」でお好み焼きを食べながら打ち上げ。山本岡崎で「たられば」へ移動し、たられば山本くんをねぎらいつつ、3時間ぐらい喋る。「たられば」は、イベントに力を入れ過ぎて、店の方が開店休業状態で、それはいかんやろと進言する。なにがやりたいのか。そのあたり、まだ山本くんの中で揺れ動いているようなので、古本屋をやるなら、やっぱりちゃんと店の態勢を整えて、毎日開けて、お客さんを迎え入れないと。
今日は、廃校となり、取り壊されることが決っている高瀬川沿いの古いモダン校舎の立誠小学校のイベントを覗く。ホテルにでも建て替わるのだろうか。絶好の立地ではある。校舎をこのまま生かして、教室を二分割にして、客室にするとか、手はないのか。あんまり簡単に歴史的建造物を壊しすぎる。銀閣寺が古びたから、壊して立て直すなんて、誰も考えないだろう。話は同じだと思う。