昨日は「新潮講座」文学古本さんぽで北千住へ。10名が参加。うち半分は常連さんで、「岡崎組」になってきた。まずは西口から鴎外旧居跡へ。しかし、碑が見当たらぬ。けっきょくその一帯が高いパネルで囲って工事中の場所だと、パネルに貼られた説明板でわかる。日光街道へでて、山田守の建築NTTビル。千住稲荷では、富士塚(ごつごつした溶岩の奇景)へ生徒さんたちを案内する。あとは千住柳町までえんえん歩き、赤線跡にある大門商店街へ。「え、これで営業中?」という小さな寿司屋あり。かなり古そう。大黒屋の勇壮な外観を拝み、「ガスト」で休憩。ようやく本命の東側へ。柳原ラビリンスを巡り、木電気を二本チェック。「東京広しといえど、この木電気二本をチェックした人は少ないよう」と変な自慢をする。柳原稲荷にも富士塚があったが、門が閉められて上れない。七月一日の山開きの日だけ開放する富士塚が多い。そこから大和湯(こちらも立派な構え)近くの「松むら」で名物稲荷すしを。一個ずつ売ってるふうになかったが、頼み込んで一人一個ずつ、目の前で作ってもらう。手ふきの手拭いを用意してくれたり、すこぶる親切。甘めの揚げを裏返し、根菜やニンジンを混ぜこんだすし飯を詰める。一個105円。みんな順番に店に入って受け取り、おいしいおいしいと食べる。
千住旭町商店街「なざわ書店」でそれぞれ古本を買って締め、10名強入れる飲み屋を捜し,移動。串揚げの二階に確保できて、打ち上げ。すこぶるユニークでユカイなご店主であった。サイコロを振り、偶数奇数で当てるとアルコール類が半額になる。ぼくは4回振って3回当った。みなさん、このさんぽを喜んで下さって(歩かせ過ぎたと反省)、ぜひまた来たいとおっしゃってくれて安堵する。次回は11月末に荻窪(井伏、太宰、上林)を歩く。締めは「ささま」だ。ご興味のある方は、「新潮講座」からアクセス下さい。
昨日から古書会館二階スペースで、古ツアさんの展示が始まっている。期間内に行かないと。
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