朝、早起きして「學鐙」年に4回連載の「私の選んだ三冊」原稿を送付。なかなか、年4回というリズムが難しい。文字数や、ずっと書いている呼吸を忘れてしまうのだ。スクラップ帳を繰って、調子をつかんで一挙に書く。
昨日は、西荻へ買い物に行くという家内の車に同乗し、三鷹上々堂」補充経由で西荻へ。明日(つまり今日)から再オープンの音羽館は、しかしまだ、通路にいっぱい本が積んであった。大改造やレイアウト変更などは特になく、均一棚にキャスター(中村敦夫氏製)がついたのが変化。これまでは、いちいち全部、本を取り出してから店に収納していた由。閉店中も買取り等は盛んにあったらしく、棚は新入荷の本でパンパンに充実しているはずだ。
盛林堂均一で2冊。小野くんとコトバを交わす。道中、車内では「赤い鳥」と「ゴンチチ」を聴いていた。
「ギンレイ」パスポート更新時期が近づくが、さいきん、あんまり行けてないからなあ。ちょっと迷うところだ。しかし、このパスポートがあるから、キャッチできた半年遅れぐらいの名作、佳作も多く、年1万800円は、それを考えると、やっぱり安いだろう。
ニッポン放送「オトパラ!」は、懇意にしているプロデューサーが他所の番組に移り、ぼくはレギュラーからはずれてしまったが、単発でまた上柳昌彦さんの番組に呼んでくれることに。来月出演が決っている。久しぶりのニッポン放送中央区富士塚はないのか。調べたら、八丁堀駅近くに「鉄砲洲富士」を発見。亀島川隅田川に合流する河口付近。「亀島川」なんて、初めて見る川の名だ。ずいぶん昔、20年以上前に、サントリー本社を取材で訪ねた時、このあたりを歩いているはずなんだが。普請中の老大工が施工主と喋っているところを通りがかった時、「ようがすよ(いいですよ)」と言ったのに感動した覚えがある。落語みたい。