いよいよ本日です。最新刊『気がついたら本ばかり読んでいた』(原書房)で描き下ろした肉筆挿絵原画を展示、販売しております。小が1000円、大が2000円です。いずれも肉筆の一点ものです。店番しながら着色、落款入れ、サインをするつもり。例によって、盛林堂さんが、場所代、その他の至近を作るため、古いミステリ、極上の文芸書をあっと驚く破格値で放出しております。いや、欲しいもの、いっぱいあるわ。
あ、もちろん『気がついたら』(サイン、識語、落款)も販売しております。今日から販売解禁で、いちばん早く買える場所となるはずです。

■12月10日(土)11:00〜17:00
西荻窪 銀盛会館1階(JR西荻窪駅南口徒歩五分 杉並区西荻南2-18-4)
そして夜はトークイベント
■「2016年古本・古本屋総決算」
■同日18:00〜20:00
西荻窪 銀盛会館2階
■1000円 定員25名
■予約・お問い合わせは西荻ブックマーク http://nishiogi-bookmark.org/
■古本市のお問い合わせは盛林堂書房 seirindou_syobou-1949@yahoo.co.jp 03-3333-6582

昨日は、「潮」の、工藤律子『マラス』集英社の書評原稿を書いて送り、銀盛会館でやり残した作業をし、音羽館にちょっと顔を出し、ひさびさ「ギンレイ」へ。岩井俊二リップヴァンウィンクルの花嫁」最終日最終回を見る。黒木華をなめつくすように撮った映画。いや、それはありえんでしょうという展開を、岩井マジックで映像にしていく。疑似家族についても、おもしろい着眼点あり。180分は、ぜったい長く感じるだろうと思ったが、そうでもなかった。クラシック音楽をうまく使っていたなあ、という印象。ウェディングドレスで躍るシーンは白眉なり。日本映画専門チャンネルが名を連ねているので、そのうちテレビ放映されるでしょう。綾野剛が気のいい悪魔役として、黒木華を翻弄し、光へ導く。
しかし3時間は、ケツが痛くなり、もぞもぞしているうち、席の下に「ブ」で買った本三冊の袋を落っことしたらしく、そのまま帰ってしまう。途中、気づき、あわてて連絡するが発見され、ことなきを得た。一日一回、なにかを忘れるようになってきた。
今朝の「朝日」朝刊に、ボブ・ディランの全面広告があり、中川五郎さんと萩原健太さんの対談が掲載されていた。あわてて切り抜く。