盛林堂書店HPのツィッター書き込みで開示されたから、書いてもいいと思うんだが、西荻音羽館が、12月から1月の半ばあたりまで、しばらく店を休むという。広瀬くんが古書組合の理事になり、そっちに手を取られ、店を留守にすることが増えたことに加え、頼りのバイトが辞めたこともあり、店の棚に手が入らなくなったという。買取りの本も整理できず、店を開けながらの作業が困難になってきた。オープン16年目とあって、いろいろ考えるところもあり、発展的な意味で、ちょっとお休みするのだという。前から、バックヤードを少し整理して、何か小さなトークショーが店内でできないか、などと話していたこともある。あの広瀬くんが決めたことだから、やることに間違いはないと思う。西荻がしばらく、ちょっと淋しくなるが、広瀬くんには骨休めもしてもらいたい。2017年新生「音羽館」に期待しよう(って、プレッシャーをかけたりして)。
昨夜は9時間近く寝た。行きたい先のバスが捕まらない、という夢を見て、ストレスがかかると、鉄道、バス、学校の夢をよく見る。たいてい不条理な、変な夢だ。行きたいところに行けない、まったく知らないところを走っている、というような。古本屋が出てくる夢は、それに比べたらうんと少ない。
自分の書いた、書評中心のスクラップ帳が満杯になり、コクヨの「スクラップブック」を文具店で購う。400いくらか円。これで「28」冊目となった。もうすぐ原書房から発売される『気がついたらいつも本ばかり読んでいた』は、このスクラップブックから選んだ原稿が中心になる。ムックや単行本に書いた原稿、文庫解説など、ここに収めていないものも多く、がんばってきたなあ、という実感が沸くのだ。
日常、小さいことでつまずくことも多く、そのたび溜息をつき、歯ぎしりもし、世を呪うこともあるが、なんとか無事に60を迎えたい。