神奈川近代文学館開催中の安岡章太郎展を、見て原稿を書くことになっており、安岡についてあれこれ調べて下準備。NHK総合「漱石の妻」は今夜が最終回。そこで漱石についてあれこれ、と文学づいているなあ。「漱石の妻」はすこぶる見応えがありました。尾上真知子を見るためのドラマでもあった。ふと、「サザエさん」ドラマ版を、またやるとしたら、主演は尾上真知子ではないか、と思う。コメディセンスのある、得がたい女優。年齢を無視すれば、カツオは荒川良々か。ワカメは篠原ともえ、でどうか。波平は加藤茶だ。フネは和田アキ子がいい。イササカ先生は泉谷しげるだ。のり助くんはイノッチだ。
午後、国立さんぽ。インディアンサマーというのか、暑い一日で、半袖Tシャツ姿をけっこう見かける。昨日は東村山「なごやか文庫」、今日は「いとう立川羽衣店」と、どちらも久しぶりに訪れたが、いずれも収穫あり。やっぱり、マメに通わないとダメだな。後者、「音楽」棚でディランを探すが、見当たらず。ひょっとして、セ取り師たちが、ノーベル賞速報とともに動いてかっさらって行ったのでは、などと思う。違うかもしれない。そうかもしれない。ありえますよね。
「なごやか」へは自転車で出かけたのだが、帰り、行きと違う道をとふらふら漕ぎ出したら、気が付いたら「多摩湖町」の表示が。まったく逆だ。そこから、またうねうねと迷走。とんでもない道中となる。前も同様のことがあった。おとなしく府中街道を帰ればよかった。30分で帰れるところを1時間強かかってしまう。足はガクガクだ。
一カ月後に迫った、今年最後となる、第10回「中川フォーク」(国立ビブリオ)は11月17日午後19時から。ゲストは、もと頭脳警察PANTAさん。なんとな! お座敷でPANTAさんを聴ける得がたい回となりました。これまでブログでは伏せていたが、すでに予約が埋まりつつある。そうでしょうとも。この歴史的邂逅に遭遇するため、急げや急げだ。予約は「国立ビブリオ」まで。中川五郎さんのフェイスブックからも予約可、のはず。
次回、二回目となる「新潮講座」は11月5日。一回だけでも参加できますのでぜひ。二回目は「古本」と「図書館」について話します。現物を見せながらの古本ショー。よろしくどうぞ。「新潮講座」は、来年も引き続きやることになりました。経済的に沈みつつあるので、ありがたいことです。
頭にオガクズみたいに、いっぱい、いろんなことが詰まっていて、田に立つ案山子になったような気分だ。