まだ発表の段階ではない新刊の準備のため、毎日、この「はてな」日記を7、8年前から遡り、ネタをコラム化する作業を続けている。そのままでは使えないので、ネタに洗い張りをし、補填をし、一話分にまとめるわけだ。それでも、一日400字で30枚分ぐらいは、書いているのではないか。もっとか。
気づいたら、もう夜中で、「サンデー」の締め切りを忘れていた。これからネジを巻いて着手。
よって、「book5」の最新号のことなど、触れられずにいる。次号22号で、定期刊行はひとまず休止となるようだ。よくがんばったなあ、むしろ。そう思う。
8年前は、まだ朝のラジオもあって、そのほか、各種イベントなど、忙しそうにしている自分と出会う。いまは忙しいのか。よくわからない。収入はかなり減っていて、なんとか本を出して補填していかないと、生活の小舟に穴があいて、水が沁み出している状況なり。
ナンダロウくんは、「book5」連載の「どうせ本は見つからない」で、「東京オリンピックよりも前に東京を脱出して地元で暮らしたいと思っていたが、その前に東京から追い出されてしまうかもしれない」と書いている。ぼくはむしろ地元回帰に賛成である。悲観ではなく、これを建設的に考えて、それは一つの手だなあ、と後押ししたい。
どうせ出版界のパイは目減りするばかり。東京の家賃は高過ぎる。これから東京オリンピックに向けて、各種不動産物件が高騰するのは必至で、しかも、あんな杜撰な都市計画しかできない東京で、いいことがあるとは思えないのである。2020年に、まだぼくはローンを払い終えず、年金も受け取れない。
自分の過去の日記を拾い読みつつ、いろんなことを考えていた。