昨夜は寝床で、向田邦子対談集『お茶をどうぞ』河出書房新社を。亡くなる数年前ぐらいからのものがけっこうあり、それを意識して読むと、ある種の予感が向田にあったのではと深読みしてしまう。もちろんガンの手術があってからの死生観である。「徹子の部屋」なども収録。
夜更けに雨があって、それから買い物に出て、スーパーを出たら、メガネが湿気で曇った。そろそろ10月だというのに。関西へ行く前、ただいま開催中の高円寺「ハチマクラ」の紙もの展で買った、古書店シール約20枚を、専用スクラップブックに整理する。現在、200枚以上溜ったと思われる。この方面の先達は池谷伊佐夫さん、林哲夫さん、某古書店主さんなど。彼らに比べたら、まだ貧弱なコレクションかもしれないが、見ていると楽しい。盛林堂さんの協力も大きく、行くたびに溜ったのを提供してくれる。ありがたし。「ハチマクラ」では、デザインの面白いものは、先に来た客に買い占められたが、残された5枚入り300円4セットをなんとか入手。関西で言えば、京都「創造社書店」「天書房」「大学堂」「竹岡春正堂」、天六関西大学前「クニシゲ書店」、梅田新道「ササヤ」、神戸元町「宝文館」などが珍しい。東京神田「稲垣書店」なんてのもあったが、これは三河島「稲垣」さんとは別だろう。あと東京神田では「丸岡広文館」というのもゲットした。
この先、岡崎武志古本生活展、みたいなのがどこかでできれば、披露したい。