ぐっすり寝た。昨日10日は往復8時間ぐらい電車に乗って、最後の「青春18」で下諏訪へ行ってきた。車中で、いろいろガイドブックなど見ながら、その場で決めたのは、ルソーなど素朴派を展示する「ハーモ美術館」と、町営で220円だか230円ぐらいで入れる「みなみ温泉」でひと風呂浴びようと思ったからである。計画なしの出陣で、高尾、甲府小淵沢で乗換え、足止めで時間を食う。もう少し早く出ていれば、高尾から松本行きがあった。青春18ラストの休日で、それらしき人が大勢いた。本を読もうと思って何冊か用意したが、疲れてほとんど読めず。そういう日帰り旅であった。帰ったら広島が優勝していた。本当によかった、と思う。ぼくは阪神ファンだが、バース、掛布、岡田の時代の興奮を10にしたら、今は1・5〜2ぐらい。熱は冷めてしまった。本物のファンとはいえない。
9日は、これも最終日、ひさしぶりとなる「ギンレイ」へ。「キャロル」「リリーのすべて」をたてつづけに観る。どちらも同性愛、女性への性転換と、性倒錯(なんて、言っちゃいけないのか)を扱う。「キャロル」は、ケイト・ブランシェットを観るための映画で、おそろしいまでの存在感。ちょっとあふれて、汁がこぼれていた。車のなかのシーン多く、ウィンドウ越しのショットに工夫あり。
紙魚」展経由「ビブリオ」で第9回「中川フォーク」、よしだよしこさんをゲストに迎えて満席となる。よしださん、荒波を超えてこられたのに、女学生みたいに、清らかなものを持っておられる。サポートは名手萩原信義。終わって、十松くんと「いやあ、よかったねえ」と声を交す。毎回、裏方仕事で、終わるとぐったりするが、やってよかったと思えるイベントだ。関われて、しあわせだと思う。これも中川五郎さん、十松弘樹さんのおかげ。
そして本日11日(日)は「七七舎2号店」でのイベント、『岡崎武志×古本屋ツアー・イン・ジャパン一日古本屋丁稚奉公』を何とぞよろしくお願いいたします。午後一時からオープン。趣向も取り揃え、古本コンビがお待ちしております! 「種屋果実店」と「フジランチ」を検索して、それを目安に接近ください。その中間の路地を北上すぐ、です。電柱に「こちらへ」と貼り紙をしておきます。