昨日、仕事を一つ終え、気晴らしに自転車で立川栄「ブ」へ。もと貨物引き込み線らしき跡が遊歩道になっている、ぐねぐねの道を走る。蝉の声は衰えるが、陽射しは強い。木陰はそれでもひんやりして、秋を感じる。文庫2冊と、ジム・ホールのトリオが1975年に「バーボン・ストリート」でやったライブ盤、バート・バカラックの曲をエルヴィス・コステロほかが歌うニューヨークでのライブ盤を買う。
内澤旬子『漂うままに島に着き』朝日新聞出版を、少し飛ばし気味に一気読み。小豆島へ移住したのは知っていたが、そういう経緯と苦労があったのか。なにしろ、家を決めるまでに、何度も東京と往復し、引越しするのが、もう本の半分くらいまで来たところ。そして「あとがき」によると、島内でまた引越しするのだそうだ。連載を抱えながらのドタバタで、もっと仕事が少ない僕でも、いやあ、これはちょっと無理だな、と思う。
某紙より書評依頼のあった森絵都みかづき集英社、が届く。おお、ぶっとい本だ。高度成長期からの学習塾を舞台にした長編。