あれ、今日も寒いぞ。暖かくなると言ったのに、雨が降るといったのに。傘もって出て損した。今日は午後、東武東上線「大山」へ。Mさんという知り合いがいる劇団「昴」の公演パンフレットに原稿を書いて以来、いつも公演の招待をしてくれている。今回は「ヴェニスの商人」。見たことないや、ヴェニスの商人、というわけで出かけた。大山には銀荘堂があるなとチラリと思う。

国立「ビブリオ」で、ギター弾き語りの歌手「YO-EN」さんの
ライブがあります。昭和歌謡を歌う会であります。

5月19日(木) 19時開場19時30分開演。休憩はさみ21時終演
同じ場所で終演後打ち上げあり
懐メロ、GSを含む昭和歌謡カバー、1,2曲オリジナル
岡崎武志 MC、オープニングアクト
木戸銭 1500円 1ドリンク
予約は国立「ビブリオ」まで。
「悲しくてやりきれない」COVER
https://youtu.be/PXZm3Mb0dU8

ついさっき、うちで10年ほど部屋のなかで飼っている猫が死んだ。何の前触れもない、突然の死であった。いまはとにかく動かない。ぼくが見たときは、まだ目を開けていた。真っ白な猫で「ましろ」と名付けて、いまの家に引っ越してしばらくして飼い出した猫であった。まだ、小さかった。今朝もにゃあにゃあいって、ぼくが足の指先で、喉からあご、耳、頭のてっぺんをくすぐると、目を閉じて気持ち良さそうにしていた。そうするのが好きで、毎日のようにせがんだのである。家から抜け出し、外で乱暴な犬に噛み付かれ、腹を手術したこともあったなあ。臆病で、外から人が来ると、妻のベッドの下などにもぐりこんで、いつまでも出てこなかった。ぼくは、家族でいちばん早く起きたとき、みゃあみゃあ催促するので、エサをやるぐらい。ほとんど世話もしなかった。ただ、一日になんべんも「ましろましろ」と呼びかけ、「お前は何を考えているんだ」などと、話しかけた。
こんなふうに、あっさりと、命の終わりが来るのだと教えてくれるように逝った「ましろ」よ。静かに眠れ。