okatake2016-01-22

晴天の冬。瑞穂町郷土資料館で「大瀧詠一展」を見るため八高線箱根ケ崎駅」へ。八王子で、立ち往生。八高線って一時間に二本しかないのか。八王子「ほし野」でとんかつ定食を食べ、時間をつぶす。八王子「ブ」で「レコ・コレ」の「はっぴいえんど大瀧詠一特集号」を。小糸源太郎絵のカバーのついた、古い新潮文庫荷風『つゆのあとさき』は本文に正字旧かなを使っている。昭和32年の巻で、表紙裏に万年筆の記名あり。1957年4月22日に購入したものらしい。ぼくが生まれて一週間目ぐらい。
箱根ケ崎はガランとした駅前。レンタサイクルを見つけ、自転車で資料館へ。建ってまもない白亜の建物に入っていた。ほか、瑞穂町は公的施設が充実。なんでこんなに金があるんだろう。まわりは茶畑。大瀧愛用のジュークボックスほか、展示品は多くないが、おもしろい。24日まで。帰りはバスで立川駅へ。1時間かかって、バス代520円取られた。高いねえ。まあ、道中、楽しんだけど。車中、大瀧詠一チェック。
音羽館で買った石塚真一のジャズ漫画『BLUE GIANT」1、2巻を感涙で読む。ジャズはいいなあ。そのことを、音を使えない漫画という表現形式で、みごとに描き切っている。石塚『岳』真一、大した力量である。あわててジャズのCDを聞く。ハンク・モブレーキャノンボール・アダレイ。どちらもドラムはアート・ブレイキー。表記あってるかしらん。
連ドラ「あさが来た」で、ディーン・フジオカが演じて人気の五代友厚、織田作が評伝小説にしていた。河出文庫から今月発売『五代友厚』の解説を、なぜか私が書いております。藤本義一も私が担当したし、大阪ものということでお鉢が回ってきたようだ。大阪人であることが役に立つなんてうれしい。