okatake2015-12-20

昨日、午後から五段田へ。一路さんからいいものをいただく。うれしい。買ったのは1931年旧制二高の寮生のアルバム。松島ほか旅行写真、寮生活など、興味深い。しかし、ここに写ったうち、何人が戦死しただろう。大判の洋絵本は痛みがあるが、ここに占領下のアメリカンスクールの図書室から出たとわかるハンコが押してある。このハンコだけで買いである。若松孝二エッセイ『俺は手を汚す』、アメリカのロックおよびその周辺文化を雑誌ふうにまとめた『オレンジ色を聴いたかい』も珍しい、いずれも適価だから買っておこう。まだまだ知らない本がたくさんある。
一階均一に、帽子をかぶった白い肌の若者がいて、黒っぽい本を手に抱えている。つい「中学生、高校生?」と尋ねてしまう。彼は中2であった。オドロキ! 月の輪さんに御注進。いるもんだなあ、古本少年。もっと話を聞きたかったが、怪しまれるので止めた。
帰り、「水中書店」へ少し寄り、ここでまた買う。吉本浩二『カツシン』新潮社、は知らなかった、一、二巻を。ほか、『文庫本雑学ノート』と『2』が、きれいな状態で売られていて、これも買う。あまり手持ちの在庫がないのだ。「水中書店」は、「音羽館」と同じく、クラシックのCDが充実している。