どんよりと目覚めると、けっこう雨が降っている。昨夜は、ぶじ「コクテイル」トリオ・ザ・ポエムズのトークライブを終える。満員盛況だった。広島や九州からも駆けつけて下さった方もいた。プレゼント大会をビンゴでやってみたらけっこう盛りあがった。30~40分かかることを、以後、頭に置いておこう。準備からこの日まで、あれこれけっこう頑張ったので、終わったら、抜け殻みたいになっていた。はしゃぎすぎ、かもしれない。しかし、今回は、なんといってもぴっぽさんの出版記念を兼ねており、それでよかったのだ。
これで年末イベント5分の4が終わった。いくつかゲラ返し。河出文庫から出る織田作之助五代友厚』解説も無事、ゲラのやりとりが終わった。過激な年末進行もなく、粛々と仕事をこなす。各種イベントがなければ、穏やかな年の瀬である。しかし、何かやっていないと、気持ちが燃えないのだから、やる方向でこれからも動くつもりだ。それでも帰り道は遠かった。
残るは幾つか、来年へ向けての打ち合わせ兼飲み会。仕事としては「オトパラ!」が29日も出動ということで、これが最後になりそう。「森本毅郎スタンバイ!」に出演していた頃は、けっこう30日というギリギリの出演もあった。漫才コンビ麒麟の正月番組収録のため、30日に国会図書館まで出向いたこともあった。さすがに大晦日に働いたことはない。そうか、学生時代アルバイトしていた「西友四条大宮店」では、毎年大晦日まで働いていた。いろいろなことがあったなあ。またスマホで「芝浜」を聴こう。米朝「厄払い」もいいよ。「やっく、払いまひょ、めでたいので払いまひょ」「なーべやっくはらーい」「ちょっとうどんやさん」「あんた、もっとやりなはれ」。
イアン・マキューアン『未成年』(新潮クレスト)半分ほど読む。緻密で精巧な描写と構成。目が詰まっている、という印象だ。クレストは読みやすい。軽くて、ページもめくりやすい。老年向けといえよう。しかし、なぜか古書価はつかない。クレストで古書価がついてる作品ってあるのか。