連休、4、5と新潟、長岡を古ツアさんと古本トーク、「一箱古本市」をこなし、今日帰還。溜ったメールの処理と、仕事が待っている。たくさんの人と知り会い、たくさんのことをこなした2日間、両日ともトーク修了後の懇親会が深夜に及び、濃い時間が続き、さすがに疲れた。今朝、指定を早めるため、新幹線窓口で声を出したら枯れていた。
くわしくは古ツアさんがさっそくアップしたブログをご覧ください。助かるなあ。
http://furuhonya-tour.seesaa.net/
長岡「雑本屋」均一で買った丸谷才一『腹を抱へる』を、ホテルで読み継ぐ。「郷土ニュース」に掲載された、丸谷少年中二時代の文章を除き、すべて何度か読んだものばかりだが、久しぶりに再読のものもあり、まったく飽きない。池島信平とのエピソードが胸に焼き付く。丸谷にとって気にくわない依頼がある。どうしたらいいか。相談された池島はこう答えた。
「人生つてものは、敵が千人で味方が千人なんです。敵の千人がへることはぜつたいない。とすれば、味方の千人がへらないやうにするしかないんですよ。よほど厭ならともかく、がまんできることだつたら、ウンと言ふんですな」
まさに至言。