日曜昼に再放送しているテレ東「和風総本家」という番組。進行の局アナ、増田和也が秀逸。新しい司会者像を作った。
レギュラーの東貴博(ツッコミの要)、萬田久子(ややポンコツが入っている)を挟んで、3人ぐらいのゲスト。職人の技を見ながら、ときどきクイズになる。「これは何でしょう」みたいな問いに、回答者がフリップに書いて答える。けっこう難しく「ヒントは?」みたいなやりとりのなかで、この増田アナ、解答者を冷笑したり、小馬鹿にしたようなことをニコニコしながらしれっと言う。ときには、まだ正解が出ていない前に、「不正解です」みたいなことを言い放ち、解答者をガッカリさせるのだ。
こんなやりとりがあった。「学生帽」を作っている職人の、過程を見せて何を作っているか、みたいなクイズ。舞の海を除き、全員が正解。こういうこと珍しいのだ。正解が出る前、萬田が「ピンと来た」と言う。増田「萬田さんが、ピンと来たと言った場合は? 東さん」、東「空回りしている」(笑)。井森美幸が「わたし、自信がある」に、増田「井森さんが、自信がある、と言った場合は? 東さん」。東「ひとの答えを見た」(笑)てな調子で、解答者を凹ます。怒らせるギリギリのところで、そういう芸風(あえていえば)で、単調なクイズの受け答えに、波乱を作る。ネット検索したら、かつてレギュラー解答者だった地井武男とのあいだに、いい話がある。とにかく、この増田アナ、買いである。
http://youtu.be/b-sOZyRJKX8
午前中、「週刊現代」の『谷崎潤一郎の恋文』書評、なんとか送付。ちょっとてこずってしまった。松子夫人とのあいだに交された書簡集。
午後、2本手紙を書いて投函。指が動かず、うまく字が書けない。パソコン打ちに頼り過ぎだろうか。