古本初買いは西部古書会館。開場に少し遅れて参戦。ごちゃごちゃ買う。西部、それに神田でもおなじみだった即売会専門の「ぶっくす丈」さんが、今回で、すべての即売会から撤退されると知る。ネット専門に移行されるのだろうか。古くておもしろい本を安く出される店で、ずいぶんこれまで買わせていただいた。ざんねんだが、仕方がない。おつかれさまでした。
昨夜より〆切が来週半ばに迫ることを忘れていた、上下巻の佐藤正午『鳩の撃退法』をあわてて読み始める。読者を物語のなかに引き込む力がすごい。気を逸らさせないストーリーテリングに感服する。これはすごいわ。
佐藤正午を読みながら、正午の「にわとり文庫」恒例、新春100円セールへ。開始前に駆けつけたのだが、すでに20名近くが列を作っている。知ってる顔もたくさん。細々と13冊ほど買う。北原尚彦、新保博久小山力也、脳天松屋、M&M各氏を誘い、ジョナサンで新春古本談話。北原さんを慕っている高校生古本マニアも参加する。聞くと受験生だという。いいのか、こんなことをしていて。ぼくを含む、悪いおじさんグループはビールをピッチャーで取り、昼からアルコール。これがうまい。うららかに神経が少し麻痺して、窓からの陽射しがまぶしい。このところ疲れ易く、電車に乗って帰るのがイヤになる。
年賀状、2日目、3日目にも届くが、返事を書く元気がない。古本に気力を費やし過ぎだろうか。
小山くんはみんなと別れたあと、古本屋ツアーに出かけて行った。ううう、元気やなあ。『鳩の撃退法』上下をなんとか本日中に読破しないと。