2015年元旦
この春3月で上京して26年目、58歳となる。つくづく、よくやってきなあ、と遙か航跡を振りかえって思う。上京してきた頃、知り合いもなく、仕事もなく、何ものでもなく、何ものにもなれそうになかった。正直言って、ここまで来られるとは思っていなかった。上を見ればきりがないが、まあ、現状はいいところだと思う。これから我々の業界が厳しくなることは間違いない。4、5年先なんて、まったく読めない。
それでも、これまでなんとかやってこれたし、深く憂えてもしかたない。とりあえず、正月のあいだにもやることがあり、1月のスケジュールも決ってきている。春頃には、工作舎さんの石原くんが「彷書月刊」と「古通」での古本屋探訪の連載を本にしてくれる、と言ってくれている。まずは、そこを目標に、春を走り出す。その頃にはプロ野球も始まって、半年通ったニッポン放送のラジオ出演も終わる。
さっき届いたぼく宛ての年賀状は102通。しまった、この人、出し忘れたという方にこれから準備。初詣はすませた。
初読みは古通から届いた、大屋幸世さんの『百円均一本蒐集日記』。古書界の大先輩による、百円本購入日誌。おもしろいに決っているでしょうが。
すいません、今日は仕事をしません。明日からがんばりますので、よろしくお願いします。