早起きする習慣がついちゃった。「2人古本市」は、思ったよりたくさんのお客さんが訪れ、思ったより売れたので本当によかった。熱心に本を選ぶ姿を、いつもとは逆に帳場から見る経験ができたこと、大きかった。「古本おみくじ」には「当たり」券を入れ、途中から「当たり」を増やしたため、けっこう「当たりました!」と声を張り上げる回数が多くなる。百円本から、どんどん景品へ回すことに。
思いがけず、「ほくろ堂」さんも来てくれ、またチャームなほくろにクラクラする。古本小学生ケンタロウ(ショーケンだ)くんも家族で来場。やっぱり雪駄を履いていた。古ツアさんとぼくに、クリスマスカードをくれた。乙女な小学生でもある。ショーケンの蒐集対象である少年倶楽部文庫をもっと投入しておくんだった。
盛林堂さんは、今回、準備から片づけまで、本当によくしてくれた。無償の「古本愛」を感じた。盛林堂さんも古本を出していたが、その売上げから会場費や雑費を捻出してくれたのだ。ぼくと古ツアさんは、ほとんど無傷でやり終えることができた。われわれ物書きの繁忙期に、準備は大変だったが、やれてよかったと思う。売上げの5分の4ぐらいを家内に渡す。ささやかなクリスマス経費に使おう。音羽館買取の売上げ、トーク礼金で、それでもまだ財布は温かい。
そうそう、トーク前に古ツアさんと打ち合わせするため入った喫茶店のマスターは、古本市にも来てくれた人だった。帰り際、声をかけてくれ、聞くと「風船舎」の知り合いだという。奥さんの方の、かつてのバンド仲間なんだって。へえ。
古ツアさんは、売上げを投入して新幹線で長野へ行ってる。ぼくも「青春18」を買おうかな。使う期日があまり残されていないが。29日あたりに、どこかへ雪を見に行こうか。
昨日は神保町経由、パレスビル「アラスカ」で山下洋輔さんインタビュー。持参したCDにサインをもらう。