okatake2014-11-30

先日、五反田で買った紙もの一束。1963年に女性四人組が、京都、宝塚と旅行した際のホテルの請求書、箸袋、寺の拝観券、京都の観光バスチケットなど。宝塚でカノジョたちが泊まったホテル「若水」は現存。高級ホテルだ。京都では京都国際ホテル。小津「麦秋」に登場する原節子淡島千景はじめ、女学校時代に仲の良かった四人が、「京都、行きましょうよ」「賛成」「ウチのが、先(せん)に浮気をしたから、ここはウンと言わせてやるわ」「おお、怖い(笑)」などと言い合いながら、東京から関西へ出かけた図を想像してみる。
宝塚「若水」の請求明細書は、一泊4名「菊」の間で、総計が16051円。ラーメン50円の時代で、現在の物価を10倍強と換算すると、16万ぐらい払ったのか。現在の「若水」の標準客室一泊が3万数千円から、とあるので、そんなものだろう。かなり高級ホテルであり、4人は金持ちの旦那を持ってる(もちろん自立して、稼いでいる可能性もあり)のではないか。
黒沢書店の出品で300円。じゅうぶん、楽しませてもらいました。
こないだの「コクテイル」の飲み会で、この同じメンバーでだいぶ前に飲んだとき話題になった、久世光彦ドラマ「あとは寝るだけ」の「北関東逆境会」の話になり、メンバーが戸川純ほか、というところで某氏が詰まったのを「石井愃一、三戸部スエ」と自分の口からすらすら出て来たのでおどろいた。一年話題にせず、口から出さない名前は、忘れてしまうのだが。