昨日は「サン毎」原稿送付のち、午後、家族で車により三鷹上々堂」へ補充精算、西荻「盛林堂」に補充と12月「2人古本市」の打ち合わせ(ぼくのイラストを取り込んで、盛林堂さんが素敵なチラシを作ってくれた)、「音羽館」へ溜まった新刊を売りに行くという、古本放出の日。芸術新聞社のウェブ連載「人生散歩術」、木山捷平が終わり、次だれをするかと考えていたが、そうそう田村隆一がいた、と方針を定める。で、上々堂から田村のエッセイを一冊引き上げ、盛林堂店頭から鮎川信夫詩人論集を購う。また家捜しが必要。
夜は、NHKラジオ出演でお世話になったMさん(西荻在住)と、「戎」で飲む。聞くとMさんが一歳上だが、ぼくが早生まれなので同級生だとわかる。2時間で「戎」はタイムリミットで、西荻裏筋の初めて入る居酒屋で二次会。いい感じで酔った。
届いた「五反田遊古会」(11月28〜29日)目録を見ていると、黒沢書店が三木鮎郎サイン入り『花嫁募集中』昭和31を出品している。こんな本、見たことないぞ。「日本の古本屋」でもヒットしない。ううむ。弘南堂書店が個人全集をずらり。漱石も鴎外も荷風も芥川も茂吉も、旧版だが、めちゃくちゃ安い。10万も出せば、近代文学の名だたる作家の全集がほとんど揃うのではないか。
月の輪書林がひさびさに自家目録を出す、ことも同目録で知る。特集は「ぼくの青山光二」。11月末に発行予定。総ページ300の大著。著作年表、中尾務さんのエッセイなどを付す。希望者は切手2000円分を添えて、月の輪書林まで。
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