本日、高円寺「好書会」。けっこう買った。いちばんの買い物は、菅原克己詩集『日の底』飯塚書店か。これが200円均一棚にあることを二巡目で気づく。この日は、新書におもしろいもの多し。永井龍男『随筆 人なつこい季節』も、四季新書の永井著作のなかではあまり見ない。文士劇のことをけっこう書いている。花森安治『逆立ちの世の中』河出新書もあまり見ないぞ。見てもけっこうついている。この日はいずれも200円。
「ささま」にあるかと帰り立ち寄ったらあったので、耕治人『一条の光/ほか』講談社文芸文庫を。西荻、「盛林堂」「音羽館」へも。それぞれ店主と話し込む。今年12月、古本がらみで、何かできそうだ。乞うご期待。
「こころ」(平凡社)のラジオ特集で、亀淵昭信・隈元信一対談を、電車のなかで読む。ラジオの現状と今後について。ニッポン放送のビルから有楽町の駅までラジオは聞こえない、と隈元。これは高層ビルが建て込んで、電波が届かないから。ニッポン放送の経営者だった亀渕が「あら、まあ! 知らなかった」。隈元はかつて鹿児島の高校生だった時代、オールナイトニッポンを、夜は電波が届くので聴いていたという。そう、深夜だと、電波が届きやすくなるのですね。ぼくも聴いていた。