okatake2014-10-05

秋の長い雨に閉じ込められて、家のなかで一日過ごす。昨日、音羽館、盛林堂へ。後者では補充と精算。九月分の売上げをもらったが、え、こんなに売れるの! と驚く。両者の均一で買わせてもらう。連雀通り「ブ」でも少し買う。「jazz koods」という三枚組のジャズアンソロジー盤を買う。スタン・ゲッツチャーリー・バードハンク・ジョーンズといったおなじみの演奏者もあれば、未知の人も。知らないミュージシャンを聞くのもいいものだ。気楽に聴ける3枚組。窓を閉めているので、いつもより音量を上げて聴く。
光文社知恵の森文庫版『読書の腕前』のカバーデザインは、長坂勇司さん。こんな手があるか、とシンプルなデザインながら、とてもいい感じ。それから各章扉に、単行本のとき使わせてもらった林哲夫さんの「読む人」シリーズを、また使わせてもらっている。これはあるとないとでは大違い。ぐっと「読書」力を高めている。
さる方から高級ブドウ3種3房をいただき、賞味する。最初は皮を剥いていたが、途中から口のなかへ放り込んで、皮と実をはがし、皮も噛みしめると、そこから濃厚な果汁が沁み出し、美味なり。これは「秋」の味ならん。
写真は昭和33年講談社世界名作全集『赤毛のアン』。コウエンジの即売会で。これで2冊目。
長谷川郁夫の溜息の出るような大冊『吉田健一』をちびちび読み始めている。