二日留守にしていたら、メール、郵便物がえらいことに。うーむ、と酔っぱらいながら片づけ。いくつか執筆以外の仕事の依頼が。返信、返信。
月、火と家内孝行で、モリオカ、仙台へ行ってきた。盛岡の夜、一晩中咳が止らず、このまま死ぬかと思う。家内も「とうとう一睡もできなかった」と。悪いことをした。盛岡では東光書店が開いていて、20年近くぶりぐらいに入る。いい本がたくさん並んでるよ。古い文庫を一冊。角川文庫の『石田波郷句集』。
盛岡では宮城県美術館へ。篠山紀信展、常設展、佐藤忠良記念館を見る。
ひと足早く帰る家内を見送り、とっさの思いつきで仙石線に乗る。東塩釜が終点。その先は代行バスになるという。終点で下り、海を見る。おだやかな海で、あんなことがあったなんてウソみたい。しかし、あちこちに「避難場所」を示した表示がある。本塩釜駅までひと駅分歩き、駅近くの喫茶店コロラド」でドリップで煎れた珈琲を飲み、地元コトバを浴びながら、仙台へ帰る。眠くてしかたない。
東京駅まで戻り、そのままニッポン放送へ。「大人のパラダイス」に出演。咳がひどく、声が変わってしまったのが気になる。ちょっと顔合わせと打ち合わせして、すぐ本番へ。20分ほどの出演。これから、毎週、有楽町へ通うことになる。新しい体験だ。
車中であんまり本も読めなかったが、トーベ・ヤンソンの評伝を読む。