風船舎第10号目録は6500点を超える大作。特集は「青春狂詩曲 近代教育の諸相」。第五楽章が「放課後と休日」というのもいい。どうやら蒐集家の旧蔵書が市場に大量に出たらしい。慶應ボーイの自筆日記が、目録掲載時点で「売約済」というのも珍しい。見たくなりますね。
本の雑誌」10月号は「日記は読み物である!」特集。ぼくもアンケートに応え、一文を寄せている。
市川崑「悪魔の蹴鞠唄」を途中から。これまで何度か見ている。坂口良子が出てこないのが残念。ラスト、伯備線「総社」駅ホームでの金田一(石坂)と警部(若山)との別れ。出ていく汽車から「やっぱり、○○さんはリカさんを愛してらしたんですねえ」の声、若山に届かず。ホームの柱に「総社」と。つまり駅名が「そうじゃ(イエス)」と答えている、という説があるが、市川ならそうかもしれない。