八国山緑地とタンタン

朝、早起きして、西武園駅へ。八国山緑地を歩く。東京都と埼玉県の県境になっている尾根道を、土の道を、森の木がつくる木陰を歩く。ここは絶好の散歩コースだ。緑地入口が、駅からすぐ、というのもいい。ただし、売店やコンビニはないので、食料や飲みものは事前に確保すべし。
となりのトトロ」では「七国山」として登場。お母さんが入院している結核病院は、旧「保生園」で、現在は「新山手病院」といい、緑地に隣接するようにある。違ってたらごめんなさい。
適当にアップダウンのある、緑地の散歩道。からっとした空気なので、涼しく気持いい。30分強歩き、将軍塚で折り返し、また別の道を行く。途中からは町なかへ出て、帰りは東村山駅から。ついでに「ブ」を覗くと、絵本コーナーに、「タンタン」が20冊ほど、すべて108円で出ている。所持未所持に関係なく、すべてかっさらう。しかし重たい。電話で、家内に車の出動を要請。近くのマクドで休憩。歩数計は1万歩を超えていた。珍しく携帯に続け様に電話。
そうそう、今日「ブ」で(キャリー・ぱみゅぱみゅ攻撃○○ジャリバンバン!を受けながら)、ちくま文庫山村修『もっと、狐の書評』を手に取ると、解説をぼくが書いていることに気づく。ああ、そうでした。挿絵展の図録巻末の仕事一覧に、そのこと、ちゃんと書いたっけ。いかんなあ。

「夏葉社のうた」を作りつつある。これは第一稿。

夏の葉が大きく繁れるように
その若者が作った本たちが
力強くことばの葉を拡げ
疲れた旅人に木陰を作る

レンブラントの帽子が風に転がる
さよならのあとで昔日の客が
星を撒いた街を歩いていく
早く家へ帰りたいと

これでいいのか このままでいいのか
本の力がないがしろにされる時代に
ならば僕は今日も本の木を植える
あの人の思いへとつながるように