okatake2014-07-06

国立民家ギャラリー「ビブリオ」で開催中の「うちわ展」。http://d.hatena.ne.jp/banka-an/20140527#p1ぼくも5点、出品しているが、ほかのみなさんの仕事の丁寧なこと、巧いのを見て、これは到底ぼくのは売れないや、と思っていたら、本日、オーナーの十松くんから「小津安二郎」「茨木のり子」が無事売れた、と知らせが。ほっとする。13日(日)まで開催中。あと、「夏目漱石」(自信作)と「時間ですよ」(屋根の上のケンちゃん、マリちゃん)と「天国の父ちゃんこんにちは」が売れ残っています。
出口の見えないトンネルを走っているような、いま、状態で、明日の朝までに、2本、いちおうの決着をつけねばならない。これまで何とかしてきたんだから、今回もなんとかなるはず、と頼りない気持ちでパソコンに向うが、どうもうまく行かず、書いたり消したり。うーむ、と自分の書く能力について懐疑的になる。どうして、うまく書けないんだろう。情けない週末を過ごす。
来週あたりから、ちくま文庫の新刊『貧乏は幸せのはじまり』が、店頭に並び始めます。これでちくま文庫に入るのは7冊目。最初の4冊はすでに品切れ。『女子の古本屋』『昭和三十年代の匂い』のみ、生きています。『貧乏』は、2009年に他社から出した貧乏本を洗い張りにかけて、加筆した本です。巻末に長編の魚雷君との貧乏対談、移転する前のますく堂との対談が新しく入っています。後ろから読むといいと思います。よろしくお願いします。表カバーの写真は、ぼくが京都で最初に住んだ下宿の正面玄関。うそみたいだが、本当です。
今月号「考える人」の文庫特集に見開きで、文章を寄せています。あと、書かねばいけないことあったようだが、とりあえず。
今後とも、よろしくお願いします。