昨日は雨のなか、生田駅で夏葉社「しあわせ」島田くんと待ち合わせ。二人で庄野潤三邸を訪問する。千壽子夫人、長女・夏子さん、長男・龍也さんに迎えられ、おもてなしの手料理でおいしい酒、いただく。ぼくの選で庄野潤三親子小説集を夏葉社から出す企画を、快く承諾される。喜んでくださって安心する。途中、龍也さんの奥様、あつ子さんも加わり、わいわい喋っていると、なんだか庄野潤三の小説のなかにいるようだった。こういう幸福が待ち受けているとは、関西で、もくもくと庄野さんの小説を読んでいる頃には、想像だにしなかった。やっぱり上京してよかったのだ。
夕方、西荻。「音羽館」広瀬くんと「赤レンガ」で情報交換しながら四方山話。急きょ、西荻一箱古本市」の16日に参戦することになる。翌週の23日は「みちくさ市」に出るし、えらいことになりました。
夜は「宮崎美子すずらん本屋堂」古本特番を撮ったDのAくん、出演者の北原尚彦、浜本茂両氏と風神亭で打ち上げ。4時間ぐらい、飲み、食い、しゃべる。長い一日がこうして終わる。
今朝、「トマソン社」から、昨年に開催した「岡崎武志展」の図録全頁がPDFファクスで届く。いい仕上がりにびっくり。やっぱりユーセンくん、センスある。これは完成が楽しみ。3月中に出る予定。誕生月だし、がんばろう。