okatake2013-12-31

もう解禁で、書いちゃっていいと思うけど。ぼくらの仲間から素敵なカップルが生まれました。
北條一浩くんと片岸洋子さんが結婚することになりました。いいぞ! 年末に北條くんから打明けられたとき、驚いたけど、考えてみれば、何でこの組み合わせを思いつかなかったかという、きれいな絵になるベストカップル。そもそも「だいこんの会」(のち「栞会」)は、周囲にいつまでたっても独身の男女が多く、なんとか古本遺伝子をのちに伝える組み合わせができないかと、おせっかいにして壮大な計画(ぼくの頭のなかだけ)のもとに続けられた飲み会だった。しかし、いつまでたってもいい話が出ない。半ばあきらめていましたが、なんと、ここにきて、ドカンと音がするようないい話が出た。
来春、どこかで、また片岸さんが上京してきて、二人は一緒に住み始めます。できれば中央線沿線に住んでもらいたいが、まあいろいろあるしな。二人には共通の知り合いや友人も多く、古本市や即売会に一緒に顔を出すでしょう。恥ずかしがり屋なので、どやしつけるお祝いは避けて、さりげなく、みんなでおめでとうを言いましょう。
すてきな2014年になるような気がしてきました。
お二人に贈る歌は、吉田拓郎の「君のスピードで」

年末に、某媒体から書評依頼があり、本が送られてきたが、頼まれた本と違う。すると、すぐ電話があり、別に書評依頼したA氏とぼくと、交錯して本が送られたのだという。珍事。年末でこれをまた某媒体へ送り返してとなると面倒なので、A氏とぼくとで、本を返送しあうことになった。ぼくは、もう事情がわかっているからと、そのまま住所を書いて送ったが、A氏から送られた封筒のなかには、ちゃんと手紙が添えられていた。しかも、そうか、こういうときには、こういうコトバを使うものなのか、というもの。ぼくは深く恥じ入った。世間知らずで、まったく困ってしまう。いつまでたっても恥ずかしい年の暮。
今年最後の古本紹介は、カッパブックス渡辺一夫『うらなり先生ホーム話し』。これ、よく売れたんですね。昭和37年の刊。ジャケットの絵が横尾忠則、本文カットが柳原良平、ジャケット裏の推薦文が大江健三郎とすごい組み合わせ。つけているところは、もちろんけっこうな値をつけていますが、気をつけていれば100円でも買える本。ぼくは100円で買いました。
では、みなさん、よい新年を!