無事、「みちくさ」より帰還。厳しい暑さと対決することを覚悟して、対策を万全にしてでかけたが、スタッフが組んでくれたテントのおかげで、快適でした。風も通り抜けて、そんなに汗もかかない。むしろ、こんな炎天下、足を運んでくださったみなさまに感謝だ。持参した『蔵書の苦しみ』も午前中に早々と売り切れた。今回、お客さんの数はそんなに多くなかったが、ぼくのことを知ってくださっていて、来られた方がたくさんいたことが、いちばんうれしかったかもしれない。お隣りの「とみきち」(あいかわらずよく売るなあ)夫妻にも親切にしていただいた。
紅屋さんとは出陣前の地下鉄駅で遭遇。有益な情報を得る。情報のかたまり、みたいな人だ。
こんなに、みんなによくしてもらうと、水戸黄門みたいな気分になってくる。ほんと、カッカッカと高笑いして一生を終えたいよ。
Nちゃんの子どもも見ることができたし(初孫を見るような感じ)、もう一人のNちゃんは(本当はYさんと呼ぶべき)は、もう子どもがずいぶん大きくなっていて、可愛らしい。かき氷のシロップで染まった真っ青な舌を何度も見せてくれた。ありがとう(庄野さんみたい)。
ただ座っているだけで、向こうから、いろんな顔や情報を持ってきてくれて、すっかりこちらが楽しませてもらった。そうか「みちくさ」の面白さはこれだな、と思いつつ、たっぷり店番をした。だから疲労は少ない。北方人さんも、元気に持ち場を離れて、あちこち顔を出されていた。なんだかイタリアの海岸を歩く、退役軍人みたいで、かっこよかった。
帰宅して、水風呂に入り、夜は仕事。「古通」連載をどうにか着地させ、教育誌コラムを一つ書く。
いまは、ジャズをかけ、缶詰の角ハイボールを飲みながら、これを書く(角)。明日は、いよいよ広島「古本交叉点」のオープン。ぼくも、うまく行けば、来週あたり、ちょっと覗いてこれそう。それまで仕事をがんばろう。
ひさしぶりに南佳孝「プールサイド」を。埋め込みがダメなので、下記をクリックして聞いてください。
http://www.youtube.com/watch?v=nwLDBhfQa3c