長い一日。午前、高円寺「好書会」。昭和51年の「ガッツ」「ヤングセンス」ほかを買う。お茶の水へ移動。「下町会」へも寄る。ここで書くと、ひょっとして探す人が増えるかも知れないので、まだ名を秘す、ある作家の本を、このところ集中して買っているが、なかなかない。
午後一時過ぎ、本家「一箱古本市」へ。千駄木駅から「ほうろう」へ向うが、もうこの時点でエネルギーが切れている。ぐうぜん、北條くんと出逢い、このあと、ずっと北條くんと行動を共にする。喫茶店にも二度入る。売上げ二位だった(三位かも)脳天松くんが、ロシアの切手をセットにして売っていたが、「おかざきさんのために、これは残しておきました」と、そっと出してくれたのが「灯台」切手セット。これはこれは。ありがたく買わせてもらう。
各賞発表会にプレゼンテーターとして出席。岡崎賞は、老人ホーム谷中に出店していた「古本ねこのき」に。詩集オンリーという品揃えに北條くんと驚く。あとでちょっと喋ると、彼はまだ学生で、卒業後は地元(谷中)でブックカフェを開きたいと頼もしいことを言っていた。
打ち上げに参加すると言っておきながら、力つきて帰還。TVをつけたら、ローカル路線バスの旅をやっていて、ゴールが能登半島灯台。いやあ、つながるなあ。
トニー・ベネット「デュエット」がアマゾンから届いていた。忘れていた。海外からの発注で、時間がかかった旨。これ、名盤なんです。