昨日、花曇りの一日。夜は西荻で飲み会。その前にモンガ堂さんに用事があり、「音羽館」に新刊を処分して、ぶらぶら、生暖かい風のなか善福寺公園まであるく。これだけ西荻に足を運びながら、善福寺公園はじつは初めて。途中分断された二つの池を巡って,桜の三月の散歩道。ねえ、君。二人でどこへ行こうと勝手なんだが。
散った桜が池のおもてで吹き寄せられて、ピンクの帯を作っている。ここら一帯、落ちついた住宅街で、井の頭公園石神井公園ほど、わさわさ人もいなくて、とてもいい。モンガ堂さんであれこれ話しながら、『上京する文學』10冊にサインと作家の似顔絵を入れる。発表は少し後だが、モンガ堂さんで、『上京する文學』をめぐるフェアがある。
夜の飲み会はちょっと呑み過ぎ。
今日は、石原くん言うところの小平「パラダイス」。市民会館で古本バザーが開かれる。目が覚めると9時半で、顔も洗わず、朝食もとらず、車で飛び出していく。今回、単行本にあまりいいものが出ず、文庫を中心に40数冊買う。『タモリのちょっとアレですが』エイプリル出版がいちばんの買い物かもしれない。吉田修一『悪人(上下)』も灯台文献として買う。文庫と新書は一册30円。明日まで開催。

洋之介・喜多代の万才を見る。なんという巧さだろう。笑う前にほれぼれする。