okatake2013-03-28

このところ、パソコンの動きが重くて、いやになっちゃうな。56歳の朝の感想だ。
谷川俊太郎の詩「おとうさん」全行を引く。
「だれのかおもみずにおとうさんは/まっすぐまえをみてごはんをたべている/ごはんのゆげでめがねがくもっているので/おとうとがそういったら/うんとこたえてめがねをしゃつのすそでふいた/おとうさんがなにをかんがえているのか/わたしにはわからないけれど/わたしのことではないとおもう/おとうとのことでもおかあさんのことでもない/なにをかんがえているのときけば/べつにというにきまってる/まえにおとうさんのこどものころのしゃしんをみた/ひろいのはらのまんなかにたって/まぶしそうにそらをみあげていた/いまでもときどきにたようなかおをする/おとうさんのはしがさといもをつまんだ/くちをあけたらおくのきんばがみえた/おとうさんずうっといきていて」
死ぬまで、「ずうっといきて」いこうと思う。

帰宅したら、いっぱいメールが。ミクシィフェイスブックなどから、誕生日お祝いのメッセージだ。いちいち、返答できませんが、ありがとうございました。記念に散髪してきました。「ささま」で、前から欲しかったINAXブックレット『名古屋のモダニズム』が1050円で買えたのもうれしかった。これは自分へのささやかな誕生日プレゼント。
八月の鯨」をひさしぶりに見て、貴腐ということばが思い浮かぶ。鯨があからさまに姿を現さず、会話だけに出てくるのもいいんですね。このとき、リリアン・ギッシュは90歳を超えていた。