okatake2012-12-22

deco社「旅と本のコラム 旅のツヅキ」いただいております。眼の覚めるようなオレンジ。持つと手がオレンジに染まりそう。扉野良人、島田潤一郎、荻原魚雷、河田拓也各氏が寄稿。すべてに英文対訳がつく、という斬新な趣向。
昨日は「サンデー」。「ぐろりや」で二冊。コミガレは、さほど欲しいものはなかったが、東京創元社花森安治装幀「世界推理小説全集」がたくさん出ていて、ハメット『ガラスの鍵』を開けたら後ろ見返しに「東京泰文堂」の書店シールが。これが、欲しい。そのため、残り2冊を苦労して拾う。すると同会場でJPICのNさんとばったり会う。「ぶらじる」でお茶しながら30分ばかり喋る。角田光代さんの話になり(京都で2人で講演したとき、主催はJPIC)、ちょうど「ぐろりや」で、『古本道場』の単行本を安く買ったばかりだったので、なんだか、つながるなあ、と思ったのだ。
このときカバンに入れていたのが、「盛林堂」で買ったポケミス、ガードナーの『門番の飼猫』。装幀は勝呂忠ではなくて、上村経一。これがいい。『快楽としてのミステリー』の鼎談でも触れているが、全部が全部、勝呂忠装幀がいいというわけではない。ここのところ、ずっとポケミスの装幀を手がけている水戸部功はどれもすばらしい。平積みになっているのを見ると、惚れ惚れする。
「ぐろりや」で買ったもう一冊は岡本太郎(爆発おじさんと同姓同名)『須賀敦子アッシジと丘の町』。いつか、ドカンと何かで当てたら、アッシジには行ってみたい。元気なうちに。まあ、あんまり元気でもないんだが。
あ、大事なこと。三鷹上々堂」の岡崎棚、補充しました。昨夜、精算と補充に行ったら、店内一角で、ドキュメンタリーの撮影をしていた。帰り、連雀「ブ」で、名盤と聞いていたサニーデイ・サービス「東京」を買う。車のなかで少し聞いたが、はっぴいえんどチルドレン、という感じですか。声が裏返るところは大瀧詠一
夜はお好み焼き。お父ちゃんが作る。未読のミステリが読みたくて、「ブ」で、マイケル・グレゴリオ『贖罪の日々(上下)』角川文庫を買う。カバーの解説を読むと面白そう。決め手は羽田詩津子が訳していること。レックス・スタウト『手袋の中の手』ポケミスは、なんと1937年刊を2006年に初訳。表紙はまだ勝呂忠。元祖女性探偵、というのがいいですね。少しソファで読み始める。