ピッポさんの一人古本市取材、いよいよ最終回が配信されました。ぼく、あのとき、だいたいナニを喋ったか覚えているけど、ピッポさん、ほとんど忠実に拾っているね。大したもんです。
http://pippo-t.jp/newpage26.html
「ただいま読書中」が週ごとの更新で、毎日書いているため、こちらがおろそかになる。まあ、仕方ないですね。ほんとは「ただいま読書中」の方を読んでいただけると、手間がはぶけて助かるが、なにしろ有料なのでうまくいきません。
boidさんから出た新刊二点。
オリヴィエ・アサイヤス 彦江智弘訳『5月の後の青春』と中原昌也『エーガ界に捧ぐ 完全版』をいただいております。
どちらも映画がらみの本。前者は映画「夏時間の庭」「カルロス」の監督による自伝。「カルロス」は5時間半という超大作で話題の映画。アサイヤスはカイエ・デュ・シネマの評論家でもあった。
河出書房新社からはホルヘ・フランコ 田村さと子訳『パライソ・トラベル』。著者はラテン・アメリカ文学に新世代で、同作は映画化された。
毎日新聞社からは川本三郎さんの新刊『いまむかし 東京町歩き』。古い東京といまの東京を、小説や映画に描かれた風景を引用しながら、散歩していく。川本さんのライフワークともいうべき分野だが、今回は、恋文横丁、板橋のガスタンク、勝鬨橋、とよりピンポイントに絞っての叙述になっている。