朝、TBS。終えて、両国へ移動。「江戸東京博物館」の「ザ・タワー 都市と塔のものがたり」を観る。そんなに期待していなかったが、いやあ、見応えがありました。塔の起源から始まり、エッフェル塔、浅草凌雲閣、通天閣、東京タワーと都市と塔の関係を豊富な図像で追っていく。単に並べているだけではなく文脈があり、たどっていくのが楽しい。絵葉書や紙ものも多数陳列。塔に上った個人の日記やハガキも陳列してあった。学芸員、優秀ですねえ。そのあと、旧安田邸、復興記念公園と散歩。午後、神保町を流すところを、塩山さんに目撃されたようだ。3時半から築地でアキ・カウリスマキの新作試写を見に行くつもりだったので、少し時間つぶし、「ぶらじる」へ入って座ったところで、眠り込んでしまう。すっかり堪能したカウリスマキの映画の感想は、またじっくりと。受付にユーロ・スペースの岡崎さんがいて、「あ、岡崎さん、ユーロ・スペースの岡崎です」と言う。「おお、岡崎さん、ひさしぶり。岡崎です」と、半ば、変な会話になることを意識しつつ挨拶。東銀座、万年橋付近まで来るのはひさしぶり。ずいぶん風景が変わっていた。いま、松竹スクエアになっているビル、かつて松竹本社の旧ビルがあり、裏手から入り、暗い試写室で映画を見たものだった。歌舞伎座は立て替え中。三原橋交差点角地に「プロント」や「日高屋」みたいなのができていた。シネパトスの南側にあった古いビルも立て替え中。たしか和泉雅子さんの取材をこのビルの事務所でしたのだった。20年近く前の話だ。